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ぐるっと!民俗芸能トリップ!

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semスキン用のアイコン01 上田市真田町上原の三ッ頭獅子 2015 semスキン用のアイコン02

  

2015年 05月 19日

天正11年の上田城築城の地固めに舞ったという、城下の常田獅子、房山獅子。その原型と目されているのが真田町上原の三ッ頭獅子だ。真田昌幸公が上田に移る前、真田の庄にいたころの御屋敷の地固めに舞ったという。
 かつては豊年の年の秋祭りでしか演じられなかったようだが、現在は祝祭行事のようなときに要請され、舞われるようだ。今回は真田町御屋敷公園のつつじ祭りでの演舞に出かけた。

 時刻は11:00。御屋敷の下方の桝形に集合し、皇大神社の鳥居前までまず練り込む。最初に箒を持った二人の先払いが先導し、団扇振りがアクロバティックに進む。そして御神酒役が、三宝に載せた御神酒をもって進む。その後は、鮮やかな白衣の祢宜の姿が登場。
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 大きく足を振り上げながら進んでいく。
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 千曲市雨宮の御神事の練り込みの御行事の足さばきを想起させる、独特な進み方だ。

 そして、華やかなのが団扇振りだ。
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 担当は二人で、一方が大団扇をかざしながら進んだり戻ったりする所作をしながら進む。そしてもう一方は幣束を持ち、交代しながら進んでいく。
 
 そして主役の三頭の獅子が出る。獅子頭は素朴な雰囲気の風流系一人立ち三匹シシ舞の系統だ。
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 続いて、鬼面を着け、鉦を叩く三天王。
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 奏楽は笛と太鼓。
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境内でも先払いが掃き清める。
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 広く場所を取られたところで、大きくダイナミックに舞う。
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 そして舞が終わると、境内を斜めに進んで、拝殿左手に進んで行く。行列の最後は、七夕のような笹持ちが最後を行く。
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 最後は拝殿前で、手打ちで終わる。
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 上田を代表する常田、房山の原型と目されるが、祢宜が幣をもつあたりは、房山に似た感じである。上田の川西、塩田平の三頭獅子は「雌獅子隠し」が多い中、この三地区は独特だ。すると、その更に原型が、真田氏の動きから群馬・中之条町や沼田城下あたりから運ばれたとすればロマンがある。いつか群馬も訪ねてみたいものだ。



# by hamadasensho | 2015-05-19 00:21 | 東信濃のまつり

semスキン用のアイコン01 千曲市雨宮の春祭 2015 semスキン用のアイコン02

  

2015年 04月 29日

 千曲市雨宮の雨宮坐日吉神社の春祭が4月29日に行われた。
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 いうまでもなく「御神事踊」で知られる春の祭り。「御神事踊」は3年に1度に行われる。最近では2014年に行われた。「御神事踊」のない年でも祭りは行われている。

 時刻は10:00a.m.、拝殿内で神事が執行される。
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 白衣に白袴の氏子中が集まっておられた。

 一方、神社境内に隣接する「大宮集会所」では「三拍子」が準備をしている。「三拍子」とは御歌、御笛、そして太鼓である。
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 そして11:00a.m.頃、「三拍子」が《雲場》を奏しながら、神社へ向かう。本来は街道筋まで出てから進むようだが、本日は時間の都合上、ショートカットして鳥居へ向かう。そして出迎えを受けてから、拝殿前へ向かっていく。
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 拝殿前に着くと、「三拍子」による奉納が始まる。「御神事踊」のときのように《みそぎ》《こおろし》《踊り仕舞》まで一通り奏される。
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 太鼓の独特な足さばきで優雅に舞われる。笛や歌も本番さながらに奏される。
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 こうして、お昼前頃までの奉納が終わると、拝殿にて参拝の後、終了となる。

 しかし、雨宮はその後がいい。社務所で直会が行われる。ここまでなら普通なのだが、その宴の終盤になると「お慶びの御盃」が上がる。つまり主賓に対して盃を差し上げるが、その時の「お肴」として「御神歌」が上がるのだ。いわゆる「めでためでた」の祝い唄である。そして盃を酌み交わす。
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 そしてお返しもある。この日の「お肴」は《雲場》であった。
 
 この一連の「お慶びの御盃」の行事が松代藩の領地内では「北信流」として、今でも行われている。そして「お肴」は謡曲の「小謡」である。主客が変わって盃を差し上げるのは、信州人の宴会の定番「万歳」の伝統になっているのではないか。
 ただ雨宮では「お肴」が「小謡」ではなく、「御神事」で歌われてきた《御神歌》や《雲場》なのだ。松代藩と雨宮の御祭礼との関係は昔から言われている。祭礼の日には、雨宮から行列を組んで、松代場内で「御神事踊」を演じたのだそうだ。そんな松代との関係から、雨宮の盃事と「北信流」との関係を知りたいものだ。




 

# by hamadasensho | 2015-04-29 22:59 | 北信濃のまつり

semスキン用のアイコン01 魚津市小川寺の獅子舞 2015 semスキン用のアイコン02

  

2015年 03月 12日

昨年に引き続き、富山県魚津市小川寺の獅子舞見学に行ってみた。松本を出発したときはそこそこの天気であったが、日本海側は今折からの低気圧で非常に悪天候。新潟県上越市付近は暴風雪で運転も怖い感じだった。富山はみぞれ。昼近くになったら雨の方が強くなってきた。
 去年も出かけているので早めに門前に駐車しようと、千光寺まで行ってみる。しかし…雨は止まない。時折みぞれ。降ったり止んだり…。

 白山社での神事や観音堂での読経もスタートしたが雨が結構激しいので、自動車内で待機。しかし獅子等の役が公民館から出てくる14:50頃、白山社鳥居前あたりへ行ってみた。

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 あねまは傘をさして登場!他のばば何だか元気?
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 みぞれの中、獅子も登場した。北陸の冷たい雪の中を静々と歩き、鳥居をくぐる。
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 さて時刻15:00をまわる。白山社前から神輿とともに観音堂へ行列が出発する。すると不思議!奇跡的に雨がやみ、雲間から青空も見え隠れするような空模様。傘は要らない。何としたことだろう!

 去年の舞では観音堂の回廊を廻ったが、今年は地面を廻る。
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 雨は止んだものの、雨水や残雪で冷たい観音堂の周りを廻り始める。まずは天狗。
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 そして2人のばば。
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 そして、あねま。
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 観音堂を七度半廻る。
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 獅子頭は小ぶりなもので、なんとも愛らしい雰囲気だ。 
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 すべての行事が終わると、参観者は獅子に頭をかじってもらう。
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 富山に春をよぶ祭りがこうして終了。寒い3月の祭りだが、これから富山は獅子舞シーズンだ。
 
 

# by hamadasensho | 2015-03-12 20:41

semスキン用のアイコン01 シンポジウム「民俗芸能の資産化と継承を考える」 semスキン用のアイコン02

  

2015年 03月 05日

天龍村霜月神楽等資産化事業 報告会・シンポジウム「民俗芸能の資産化と継承を考える」という企画があるそうだ。

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Ⅰ プレ完成映像上映会 3月13日 14:00 ~ 16:20

Ⅱ 完成記録映像上映会 3月14日 9:30 ~ 17:30

Ⅲ 研究発表・シンポジウム 3月15日 9:30 ~ 15:40

●会場:天龍村なんでも館(長野県下伊那郡天龍村平岡1234-1

●主催:天龍村霜月神楽等資産化事業実行委員会

●共催:天龍村・天龍村教育委員会

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天龍村の霜月神楽といえば1月3日の「向方のお潔め祭り」、1月4日の「坂部の冬祭り」、1月5日の大河内池大神社例祭をさす。寒い、眠い、煙い、下伊那の代表的な祭りだ。

天龍村の「なんでも館」が会場。飯田線平岡駅にほど近い場所。この駅は、天龍村の祭り、遠山霜月祭り、新野の雪祭りなどに行くには必ず立ち下りる駅。そんな場所で、こうした企画が行われるのも感慨深い。


# by hamadasensho | 2015-03-05 22:28 | 各種情報

semスキン用のアイコン01 親沢の人形三番叟~記録を残すべき無形民俗文化財 semスキン用のアイコン02

  

2015年 01月 19日

 文化審議会の答申に、長野県南佐久郡小海町の「親沢の人形三番叟」が、消滅の恐れがあるため記録を残すべき無形民俗文化財を選ぶよう促すという。
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                     (信濃毎日新聞 2015,1,10)
 この芸能は江戸時代から伝わるもので、4月の親沢諏方神社の祭りに奉納されてきた。ここの特徴は何と言っても伝承形態だ。7年交代で役割を交代する。また稽古が厳しく、神聖な人形を中心に厳格に伝承されてきた。
 信州の式三番は5か所ほどあるようだが、東信地方で人形によるものは親沢だけだ。春祭りでは川平の鹿舞とともに奉納される。ともに関東地方からの伝播だろうか、信州でも独特な民俗芸能といえる。

 自分は…5度ほど訪ねたかな?何とも素朴ながら、祭りの雰囲気がとてもよく、春浅い4月第1日曜日は、年によっては雪に見舞われたときもあった。

 民俗芸能の伝承については、各地でも課題があることは言うまでもない。しかし新聞記事で、あらためて「消滅の恐れあり」とはビックリだ。しかし考えてみれば、自分が訪ねたところだけでも大町の遠山霜月祭、泰阜村・梨久保の榑木踊り、奥三河の花祭りの間黒等々、すでに消滅?したところもある。

 余所者がいろいろ言えないが…見守るしかない!
 


# by hamadasensho | 2015-01-19 23:38 | 各種情報

semスキン用のアイコン01 ふるさと信州の祭 再発見 ”霜月まつり” semスキン用のアイコン02

  

2015年 01月 13日

こんなフォーラムがあるのだそうだ。
ふるさと信州の祭 再発見 ”霜月まつり”
信州大学と日本ケーブルテレビ連盟の企画で開催されるもので、下伊那の“霜月まつり”をテーマとしたものだそうだ。
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 お祭り、民俗芸能好きには、下伊那は憧れのような懐かしいような場所だ。そして、霜月祭りに関するお話が聴けるというのは、何とも魅力だ。

月日:2015年2月15日(日)
時間:2:00~4:00
会場:飯田市松尾公民館


# by hamadasensho | 2015-01-13 20:56 | 各種情報

semスキン用のアイコン01 霜月祭の頃… semスキン用のアイコン02

  

2014年 12月 01日

 12月は旧暦霜月にあたり、遠山郷では霜月祭が行われる。かつては神社ごとに定日に行われていたが、この数年週末に移動する地区も増えてきた。すっかり耳になじんだ「限界集落」とは言いたくないが、この遠山郷も御多分に漏れずだ。

 今日12月1日、八日市場の日月神社を皮切りにスタート、現在では9か所の神社で行われる。
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 これはいつの画像だろうか。上町・下栗の祭りの様子だ。2つの釜に向かって白装束の神職のような雰囲気にも関わらず、数珠を携え、印を結ぶ。こうして湯立てを行う。他にも九字を切ったり、神社の中で「般若心経」を唱えたり…両部神道の祭りといわれるシーンがここそこに見受けられる。

 三遠南信の11月は奥三河の花祭で賑わったが、12月は南信州の遠山霜月祭で賑わう。

# by hamadasensho | 2014-12-01 22:24 | 雑感

semスキン用のアイコン01 【情報】上田獅子~房山獅子演舞 semスキン用のアイコン02

  

2014年 10月 26日

 上田城築城の地固めに舞い込んだ知られるとして上田獅子・房山獅子の上演情報。

日時:11月23日(日)
場所:海善寺(上田市新田)
時間:10:00~11:00

 海善寺で行われてきた人形供養30周年記念のために、房山獅子が上演されるとのこと。
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 房山獅子は、常田獅子とともに上田獅子としてくくられ、知られてきた。風流系一人立ち三頭獅子という分類の民俗芸能だ。当地域では格調高い獅子として知られている。

 




# by hamadasensho | 2014-10-26 22:15 | 民俗芸能情報

semスキン用のアイコン01 上田市常田獅子演舞 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 10月 19日

 上田市常田の科野大宮社の秋季例祭に行った。今年は常田獅子演舞の年である。4月の上田真田まつりには上田獅子の演舞がいつもあるのだが、ここ数年は常田と房山の獅子を、それぞれ隔年で行われている。真田まつりでやらない年は大宮さんの祭りで常田獅子が演舞されている。
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 常田は禰宜の大団扇が印象的。かなりの大きな団扇を回しながら舞う。
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 獅子は3頭。風流系一人立ち三匹獅子の系統である。不思議と太鼓を腰につけないのが、房山獅子とともに特徴である。
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 大宮さんの境内は暗く、あまりよく写っていないが、優雅で勇壮な獅子舞の感じは伝わるだろうか。
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 鉦打ちという6人の子どもの役も特徴的。3人ずつ入れ替わる感じは田楽に似た雰囲気さえ感じる。房山獅子とともに、真田昌幸公の上田城築城の地固めに舞ったというから400年以上の歴史がるということになる。

 格調の高い、重厚な獅子である。

# by hamadasensho | 2014-10-19 23:12 | 東信濃のまつり

semスキン用のアイコン01 【情報】上田獅子~常田獅子演舞 semスキン用のアイコン02

  

2014年 10月 15日

 上田城築城の地固めに、房山獅子とともに舞い込んだという伝承を残す常田獅子が、下記の通りに行われる。

 月日:10月18日(土)科野大宮社秋季大祭 宵祭
 時間:18:15~19:15
 場所:科野大宮社(長野県上田市常田)
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 房山獅子と常田獅子はともに上田獅子と呼ばれ、古来より上田城下の祝祭行事に舞われてきたが、本来は祇園祭の出し物であった。現在では4月の「上田真田まつり」で常田、房山と隔年で行われている。常田がこの祭りに出ない年は、地元・科野大宮社の秋祭りに舞うようになったようだ。つまり「上田真田まつり」と「科野大宮社秋祭り」とで交互に行っている。その他の行事にはオファーがあれば、房山同様に特別出演となる。


# by hamadasensho | 2014-10-15 22:04 | 民俗芸能情報