中新川郡立山町岩峅寺~雄山神社稚児舞 2017
2017年 11月 03日
中新川郡立山町岩峅寺の雄山神社の稚児舞を見に行った。前回訪ねたのは2015年なので、2年ぶり。佐久市にい異動となって、初めての富山の祭り訪問。
ここ雄山神社が霊峰立山の山頂の峰本社の雄山大神を奉じたものを、山麓の岩峅寺に社殿を建てて諸祭礼を奉仕するようになったという。その場所が、ここ岩峅寺の雄山神社・前立社壇である。
祭りは、岩峅寺公民館付近から、行列が出るのが9:30a.m.。今日はそこには間に合わなかった。自分が着いた10:20a.m.頃には、すでに拝殿にて修祓等が行われていた。何人かの楽人による本物の雅楽が奏される荘重な雰囲気。その後、拝殿から稚児たちは肩車で、舞台まで移動する。
そして11:00a.m.から、舞台へ移動して、稚児舞が行われる。
まず《鉾の舞》。男児2名による舞で、文字通り鉾を手に持って舞われる。
続いて、女児による《立山の舞》が挿入される。
次は《小稚児の舞》。男児2名によるもので、手に扇を持っての舞である。
腰をかがめて扇を振る感じは、農作業をイメージさせる。 動きの激しい舞である。
次は、女児による《浦安の舞》。
これも録音で伴奏が流される。今年は5人の女子が参加されたので、3人舞と2人舞に分かれて演じられた。子どもがこうした芸能に参加してくれるのはうれしい。
最後に《大稚児の舞》。男児4名による舞である。
手には扇を持つ。紫地の大稚児と赤地の小稚児が入れ替わるように舞う。特に跳躍する所作が多い。
子どもらしく元気にジャンプする所作が印象的。
こうして12:00頃に舞のすべてが終了、肩車によって稚児が移動し、公民館で終了となる。法螺貝が響き渡る中、修験道の雰囲気を醸し出される。中世の雰囲気というのはこういう感じだったのかな?と、いろいろ思いながら、雄山神社を後にした。
by hamadasensho
| 2017-11-03 18:46
| 北陸のまつり