ぐるっと!民俗芸能トリップ!

senshoan.exblog.jp

ブログトップ

semスキン用のアイコン01 霜月祭の頃… semスキン用のアイコン02

  

2014年 12月 01日

 12月は旧暦霜月にあたり、遠山郷では霜月祭が行われる。かつては神社ごとに定日に行われていたが、この数年週末に移動する地区も増えてきた。すっかり耳になじんだ「限界集落」とは言いたくないが、この遠山郷も御多分に漏れずだ。

 今日12月1日、八日市場の日月神社を皮切りにスタート、現在では9か所の神社で行われる。
b0312880_22122805.jpg
 これはいつの画像だろうか。上町・下栗の祭りの様子だ。2つの釜に向かって白装束の神職のような雰囲気にも関わらず、数珠を携え、印を結ぶ。こうして湯立てを行う。他にも九字を切ったり、神社の中で「般若心経」を唱えたり…両部神道の祭りといわれるシーンがここそこに見受けられる。

 三遠南信の11月は奥三河の花祭で賑わったが、12月は南信州の遠山霜月祭で賑わう。

[PR]

# by hamadasensho | 2014-12-01 22:24 | 雑感 | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【情報】上田獅子~房山獅子演舞 semスキン用のアイコン02

  

2014年 10月 26日

 上田城築城の地固めに舞い込んだ知られるとして上田獅子・房山獅子の上演情報。

日時:11月23日(日)
場所:海善寺(上田市新田)
時間:10:00~11:00

 海善寺で行われてきた人形供養30周年記念のために、房山獅子が上演されるとのこと。
b0312880_22072873.jpg
 房山獅子は、常田獅子とともに上田獅子としてくくられ、知られてきた。風流系一人立ち三頭獅子という分類の民俗芸能だ。当地域では格調高い獅子として知られている。

 




[PR]

# by hamadasensho | 2014-10-26 22:15 | 民俗芸能情報 | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 上田市常田獅子演舞 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 10月 19日

 上田市常田の科野大宮社の秋季例祭に行った。今年は常田獅子演舞の年である。4月の上田真田まつりには上田獅子の演舞がいつもあるのだが、ここ数年は常田と房山の獅子を、それぞれ隔年で行われている。真田まつりでやらない年は大宮さんの祭りで常田獅子が演舞されている。
b0312880_22535277.jpg
 常田は禰宜の大団扇が印象的。かなりの大きな団扇を回しながら舞う。
b0312880_22553413.jpg
 獅子は3頭。風流系一人立ち三匹獅子の系統である。不思議と太鼓を腰につけないのが、房山獅子とともに特徴である。
b0312880_22561280.jpg
 
 大宮さんの境内は暗く、あまりよく写っていないが、優雅で勇壮な獅子舞の感じは伝わるだろうか。
b0312880_22563896.jpg
 鉦打ちという6人の子どもの役も特徴的。3人ずつ入れ替わる感じは田楽に似た雰囲気さえ感じる。房山獅子とともに、真田昌幸公の上田城築城の地固めに舞ったというから400年以上の歴史がるということになる。

 格調の高い、重厚な獅子である。

[PR]

# by hamadasensho | 2014-10-19 23:12 | 東信濃のまつり | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【情報】上田獅子~常田獅子演舞 semスキン用のアイコン02

  

2014年 10月 15日

 上田城築城の地固めに、房山獅子とともに舞い込んだという伝承を残す常田獅子が、下記の通りに行われる。

 月日:10月18日(土)科野大宮社秋季大祭 宵祭
 時間:18:15~19:15
 場所:科野大宮社(長野県上田市常田)
b0312880_21420732.jpg
 
 房山獅子と常田獅子はともに上田獅子と呼ばれ、古来より上田城下の祝祭行事に舞われてきたが、本来は祇園祭の出し物であった。現在では4月の「上田真田まつり」で常田、房山と隔年で行われている。常田がこの祭りに出ない年は、地元・科野大宮社の秋祭りに舞うようになったようだ。つまり「上田真田まつり」と「科野大宮社秋祭り」とで交互に行っている。その他の行事にはオファーがあれば、房山同様に特別出演となる。


[PR]

# by hamadasensho | 2014-10-15 22:04 | 民俗芸能情報 | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 郡上市白鳥町 白鳥神社秋祭り~大神楽 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 09月 29日

 岐阜県郡上市白鳥町の白鳥神社の秋祭りに出かけた。9月の第4の土日に開催される。白鳥神社を中心に「大神楽」が地区内を回るものである。「大神楽」はいわゆる伊勢系の太神楽とは異なる、郡上地域独特の芸能らしい。自分は何年か前に訪ねた白鳥町内の向小駄良の神明社の大神楽に引き続き、2か所目だ。
 
 今回は2日目の日曜日、9月28日(日)の昼頃の見学。神社の手前の「宮森公園」付近からの演舞を見た。
b0312880_21502181.jpg
 神官を先頭に6人の笛、小鼓、そして3人の唐子?、太鼓に獅子が続く。滑稽な道化が着くのも特徴的だ。

 このように地区内での演舞を続け、やがて12:30頃、白鳥神社の鳥居前から境内へと入ってくる。
b0312880_21502262.jpg
 そのまま拝殿の裏手、本殿の下あたりで止まる。そしてこの拝殿に向かって、大神楽が演じられる。

 1人の唐子が、獅子に相対して立ち、左右に体を動かしながら舞う。
b0312880_21502486.jpg
 手にはスリザサラを持って、ジャラジャラと音を立てる。 
b0312880_21502351.jpg
 楽器は、笠をかぶり裃を着けた篠笛役が6人。
b0312880_21502324.jpg
 同じく6人で、鳥甲を被った小鼓を打つ役が、笛の反対側に相対する。
b0312880_21502043.jpg
 正面には太鼓がいる。大人の役が1人、締め太鼓を打つ。そして2人の唐子が横打ちの太鼓を打つ。
b0312880_16260534.jpg
 道化はうろうろしながら、神官や唐子などの動きをもどいて回る。これも熟練の技か?いろいろな動きを知らないとできないものだ。猿系の道化面を着けて元気いっぱいに回る。
b0312880_21502533.jpg
 40分ほど掛る大掛かりな舞が演じられた。その後、稲荷神社まで移動し、最後は伝承センターまで動いて終了となる。自分は白鳥神社境内での舞で失礼してしまったが、かなり大規模な祭りだ。

 他にも郡上地域には大神楽が多いようだ。「嘉喜踊」といった風流系の芸能とともに演じられる地区もある。ところ変われば…という感じで、信州では見かけない芸能を楽しく見ることができた。


 
 



[PR]

# by hamadasensho | 2014-09-29 22:13 | 各地のまつり | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 上田市保野祇園祭 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 07月 20日

 久しぶりの祭礼訪問。上田市保野の祇園祭へ来てみた。毎年7月中旬の土曜日の午後に宵祭、日曜日の午後に本祭がある。芸能は風流系一人立ち三頭獅子とささら舞が出される。

 今日は本祭の見学に出かけた。午後2時30分頃、保野の公民館に来てみると、すでに裃や紋付き姿の方々がおられた。昨晩、おろされた「牛頭天王」が市神の仮宮に安置され、ここでまず修祓がある。
b0312880_23084363.jpg
 同じ頃、地区内の五班集会所から行列がすでに出ているのだそうだ。だんだんその道行が見えてきた。そして仮宮で神輿と合流する。鼻高面の先舞の先導で三頭の獅子やささら舞の子どもたちも見えてくる。
b0312880_23085705.jpg
b0312880_23090216.jpg
 途中、住民は「天王くぐり」として、神輿の下をくぐる。行列を横切ろうものなら、怒られてしまう。
b0312880_23090676.jpg
 趣のある保野地区内の街道をゆったりと進んでいく。
b0312880_23091003.jpg

 やがて塩野神社へ到着する。すると拝殿で祭典が執行され、4:00頃からまず「ささら舞」が行われる。
b0312880_23091902.jpg
 14人ほどの女児による可憐な舞だ。花笠を被り、スリザサラをもちながら、腰を低く構えながらの舞は重労働だろう。ササラは竹をギロのようにジャラジャラと音を立てるものだ。
b0312880_23091413.jpg
 保野の場合は、獅子に先立って「ささら舞」がある。その先導は、やはり鼻高面の先舞だ。
b0312880_23092313.jpg
 そして「三頭獅子」が引き続き行われる。やはり先舞に導かれて、踊りの場に入ってくる。
b0312880_23094098.jpg
 保野の天狗は一人で大団扇と幣を持つ。これも当地域の特徴的な舞の1つだ。

 獅子頭は「虎型」と呼ばれ、太神楽獅子の頭を扁平にした感じだ。
b0312880_23101024.jpg
 
 ここの獅子は、低い姿勢で這うような感じで舞う。
b0312880_23101634.jpg
b0312880_23093395.jpg
 腰には枠付きの締太鼓をつけ、手には短めのバチをもって舞う。関東風に大きく打ちながら舞うことはないが、獅子の方の話をお聞きすると「打ってます!」とのこと。
b0312880_23094525.jpg
 また、この獅子のテーマは「雌獅子隠し」である。2頭の雄獅子が1頭の雌獅子をめぐって争うのである。
b0312880_23094948.jpg
 楽器は篠笛と太鼓。笛は7穴のものを使用、太鼓は鋲打ち太鼓と締太鼓である。鋲打ちが入るので、どっしりと落ち着いたサウンドに感じる。何とも勇壮な雰囲気を醸し出す。
b0312880_23092820.jpg
 保野へ初めて来たのは高校2年生の7月であった。自分がフィールドワーク的な活動として訪ねた「記念」の祭りでもある。その後、そんなにたくさん訪ねたわけではないが、やはり懐かしい土地である。今日も6~7年ぶり位の訪問だと思う。





 獅子が終わって帰ろうとしていると、ある方に声をかけられる。あらら…元同僚ではないか!?世間は狭いものだ。



 





[PR]

# by hamadasensho | 2014-07-20 23:38 | 東信濃のまつり | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 上田市前山~甲子中間祭 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 05月 11日

 上田市西前山にある塩野神社は式内社として知られる古社。前山地区は、鎌倉時代の副執権として塩田城に入った塩田北条氏の城下町としての町並みを残す、古い地区だ。この塩野神社に60年に一度の「甲子大祭」が行われる。前回は昭和59年。今年はその30年後ということで、その中間祭が行われた。
 
b0312880_17515469.jpg
 中間祭とはいえ、何年も前から準備されてきたのだそうだ。そして今回も、東前山の三頭獅子とささら踊り、西前山のお囃子が久しぶりに出されるとのことだった。

 今日は、まず9:00a.m.からの市神様での演舞から見学した。まず三頭獅子。
b0312880_17591738.jpg
 何とも古式をたたえた獅子だ。獅子頭とはいえ、竜頭のように見える。演舞の内容は、当地域に多い“雌獅子隠し”による、2頭の雄獅子が、1頭の雌獅子をめぐって争うというストーリーだ。
b0312880_17592200.jpg
 そして、当地域の三頭獅子には必ずセットになっている「ささら踊り」も続いて行われる。
b0312880_17592788.jpg
 ささらは竹を削って作成した「摺りざさら」だ。
b0312880_17593273.jpg
 何とも愛らしい踊りである。

 さて、市神様での演舞が終わり、10:00a.m.頃、塩野神社へ戻った。するとゲスト出演の、塩田新町の太々神楽が行われていた。
b0312880_18062188.jpg
 これも当地域に多い江戸の丸一系太神楽の系統の獅子舞だ。
b0312880_18062863.jpg
 悪魔払いをメインとする軽快な舞が特色だ。

 さて、10:40a.m.から、神社前の大鳥居より行列の神幸があるという。その時、西前山の「お囃子」も奏され、賑わいを醸し出す。
b0312880_18092299.jpg
 さて、神社境内では12:00p.m.頃から式典があり、その後1:00p.m.頃からゲストによる歌唱や演芸があった。

 そして、いよいよメインの1:30p.m.から、塩野神社境内での芸能奉納が始まる。
 まず、西前山の「お囃子」。
b0312880_18122036.jpg
 笛、三味線、鋲留め太鼓、締め太鼓、大鼓、小鼓、鉦による。都市で演じられる都会的なお囃子が、何とも素朴な雰囲気で奏される。

 そして、いよいよ東前山の三頭獅子。烏天狗の先導で、練り込んでくる。
b0312880_18143408.jpg
 獅子の頭は、先述の通り竜のようだ。先獅子が雄、中獅子が雌、後獅子が雄だという。
b0312880_18151146.jpg
b0312880_18151630.jpg
b0312880_18152100.jpg
 
 三頭の獅子は様々に位置を替え、勇壮に舞う。
b0312880_18173675.jpg
  
 特に“雌獅子狂い”では、「落とし入れ」といい、1頭の雄獅子が、もう一方の雄獅子にかじりつく所作がある。やられた方は結構リアルな動きだ。
b0312880_18174271.jpg
 今回は20分ほどに短縮したものであったという。本来は50分ほどかかる演舞なのだそうだ。

 そして「ささら踊り」になる。三頭の獅子と烏天狗は輪の中心に立ち、その周りを童子たちが可憐に踊る。
b0312880_18175611.jpg
 解説では「前山では男子が入っているのが特色です」といったアナウンスがあった。確かに、周辺の別所や保野の「ささら踊り」は女児による。しかし本来は、男児のみで踊っていたということである。そういった点からも、東前山のささらは古そうだ。
b0312880_18174920.jpg
 東前山では、当地域に多い「御門の脇の御桜 黄金の花も咲いたとな」の歌詞がない。天正11年の上田城築城に舞い込んだという伝承をもつ三頭獅子が多いが、東前山はもっと古いのだろうか。

 こうして中間祭での「三頭獅子」と「ささら踊り」を見て、帰宅した。

 実は…前回の「甲子大祭」には、自分は見学に来ている。実に30年ぶりだ。三頭獅子は、市のイベントでたまに演じられることがあったが、ささら踊りは30年ぶりだそうだ。

 それにしても、60年は長いな。いや、30年も長いと思う。次回の30年後は、大祭のはずだ。その時は見られるのだろうか?







[PR]

# by hamadasensho | 2014-05-11 18:30 | 東信濃のまつり | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 千曲市雨宮の御神事 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 04月 29日

 2014年4月29日、3年に一度行われる千曲市の雨宮の御神事があった。前回の2011年は東日本大震災のために中止となり、実に6年振りの祭りとなった。
 ここの祭りは古い歴史があり、独特な扮装の獅子踊り、怪奇な面を着けた踊り手、そして田楽を感じさせる鍬の役、風流系の太鼓踊りなど、様々な要素が複合化された感じである。しかも三拍子と呼ばれる笛、太鼓、御歌にのって、シンメトリカルに位置した場所で、同時に別々の振りによる踊りが繰り広げられる。何とも風雅なものである。

 祭りは雨宮坐日吉(あめのみやにいますひえ)神社を中心に行われる。予報通り、天気は曇り空。しかし、時折太陽も見え隠れ。
b0312880_22591540.jpg
 この祭りで重要な役となるのが御行事(おんぎょうじ)だ。踊りのメンバーを率いて登場するその姿は威厳に満ちている。地区内を触れ回る町太鼓に迎えられるように、御行事宅から鳥居前まで進み、踊り手の集合を待つ。
b0312880_23005261.jpg
 鳥居前で御行事が「呼び上げ」をすると、境内に進み、やがて猿田彦面を着け、高歯の下駄をはき、「練り込み」となる。
b0312880_23054033.jpg
 独特な足の踏み方は何なのだろう。足を大きく上げ、左右に広げるようにのっしのっしと進んでいく。「かつては一本歯だったな」と地元の人は言う。何年前のことだろう。お祭りは変化がつきものだ。

 拝殿前で整列し、いよいよ踊りになる。神社前では「朝踊り」と「城踊り」が行われる。
 
 太鼓踊りは、伴奏としての太鼓だけではなく、華麗な踊りを見せてくれる。
b0312880_23093698.jpg
 御鍬は、もっとも田楽芸らしい踊りで、農耕儀礼らしさを感じさせる。
b0312880_23120502.jpg
  中程には「中踊り」「児踊り」といった子どもの踊りがつく。何とも可愛らしい稚児の舞だ。
b0312880_23143281.jpg
 周りには何とも独特な面を着けた六大神が小鼓をもって踊る。
b0312880_23162419.jpg
b0312880_23174019.jpg
b0312880_23193624.jpg
b0312880_23215385.jpg
 そして、雨宮の最大の特色である獅子。2頭の陽獅子、1頭の陰獅子、1頭の宝珠獅子の計4頭が、四隅で踊る。
b0312880_23222144.jpg
b0312880_23245830.jpg
 神社で二座の踊りが終わると、踊り手は若宮社へ移動する。その後、若宮での踊り、北町、御旅所で踊られる。ちなみに移動時は「雲場」という曲が奏される。
 
 一方、神社では神輿の出発に先立って神事があり、お慶びのお盃があがり、武者が出る。
b0312880_23261115.jpg
 こうして地区内を移動した後、再び鳥居前に戻り、再び「呼び上げ」があり、「御立ち会い」となって、獅子に貼られた紙を取り合う「化粧落とし」が行われる。
 この頃から雨がかなり降ってきた。なかなかきびしいコンディションになっていく。
 
 そして時刻は18:00をまわる。この祭りでの最大の見せ場、「橋がかり」だ。場所は生仁川にかかる斎場橋の上に踊り手が進んでいく。橋の上では踊りがあるのだが、“遠江 浜名の橋の下行けば”という歌詞になると、4頭の獅子が宙づりになって、橋の欄干から川面へ下りていく。
b0312880_23345556.jpg
 そして、身をよじるように水面をかく。何とも勇壮なシーンだ。
b0312880_23351719.jpg
 見物客も、早い時間から場所取りをして待っていた。今年はあいにくの雨模様になってしまったが、それを忘れさせてくれるような感動的なシーンだ。
 
 そして最後の神社、橋から山手に向かう位置にある唐崎社へ行き、「山踊り」という踊りになる。化粧落としの後、水面をかいた獅子によって踊られる。
b0312880_23355856.jpg
 こうして、御神事踊りが終わるのだ。

 唐崎社を下りて、再び「雲場」の曲で、祭列は日吉神社まで還御する。鳥居前では「御立ち会い」に行ってから境内へ行っていく。境内では、太鼓の早打ちの合図で、駆け足で3周をする。
b0312880_23362184.jpg
 こうして、それぞれの役ごとに拝殿で礼拝し、すべて終了となる。

 なかなか大がかりな祭りだ。しかし準備から祭りの後まで、とても丁寧である。雨宮の人々の意気込みが素晴らしいひとときであった。






[PR]

# by hamadasensho | 2014-04-29 23:59 | 北信濃のまつり | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【情報】塩野神社甲子中間祭 semスキン用のアイコン02

  

2014年 04月 24日

 上田市西前山にある式内社・塩野神社の甲子(きのえね)中間祭が、5月11日(日)に開催されるとの情報を得た。
b0312880_225884.jpg

 これは60年に1度に行われる「甲子大祭」があるのだが、その中間の30年で行われるものだ。
 
 演じられる芸能としては「東前山三頭獅子」「ささら踊り」「西前山のお囃子」「塩田新町太々神楽」等だ。
b0312880_2323371.jpg


 風流系芸能として知られる三頭獅子が塩田地区には多いが、中でもこの東前山の獅子は、何とも古風な印象がある。龍頭と思われる獅子頭、素朴な装束、また天狗も当地域では珍しい烏天狗が大団扇をもって登場する。

 前回の甲子大祭は30年前。わたくし、実は見学している。ああ…あれから30年も経つのか!?そして、次回の大祭は見られるのかな?
[PR]

# by hamadasensho | 2014-04-24 23:08 | 民俗芸能情報 | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 糸魚川市一の宮天津神社舞楽 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 04月 11日

 越後・頸城の三大舞楽とも言われる糸魚川市一の宮天津神社の舞楽を訪ねた。昨年に引き続き、2年連続だ。例年、4月10日が「けんか祭り」と呼ばれる本祭。舞楽は10日と11日の、それぞれ13:00より演じられている。
 去年は2日目の11日に来てみたが、雨に降られたため、今年こそは?と期待しての再訪。今年は、10日の天気が悪く、午前中の神輿渡御は行われたものの、1日目の午後の舞楽は中止になったのだとか。
 今日、11日はとてもいいお天気。しかも桜も咲き始め、大変気持ちのいいコンディションだ。
b0312880_17383221.jpg

 さて、まずは「鉾振」から。
b0312880_1746734.jpg

 稚児の2人舞。中央の左方、右方の舞をよく取り入れている。
 続いて、「安摩」。
b0312880_17472864.jpg

 これは、滑稽な感じの舞だ。小さい子が、身体に似合わない大きさの面を着けて舞う。お隣りの能生白山神社舞楽の「童羅利」と似ていると言われている。ぴょんと跳ねるところが確かに似た印象だ。
 続いて「鶏冠」。
b0312880_17505585.jpg

 稚児4人舞。「胡蝶」のような華やかな舞。羽根を着け、花を持ち、きらびやかに舞う。
 そして「抜頭」。
b0312880_17525417.jpg

 勇壮な感じの舞。本当は、天津神社独自の面があるのだが、今回は中央の一般的な面であった。
 その次は「破魔弓」の舞。
b0312880_17545862.jpg

 弓矢を持った稚児の4人舞。
 続いて「児納蘇利」。
b0312880_17571483.jpg

 稚児2人舞。能面風な不思議な雰囲気の面をつけたもの。後の「納蘇利」と対応する子どもの舞のようだ。
 その次は「能抜頭」。
b0312880_1759296.jpg

 「抜頭」とは異なる舞。同じものは能生白山神社にもある。違いは何なのだろう。独特な白い面をつけて舞う。
 そして「華籠」の舞。
b0312880_1804021.jpg

 稚児4人舞。仏教行事の散華を思わせる舞。富山県黒部市の明日の稚児舞にも似た雰囲気である。
 続いて、「大納蘇利」。
b0312880_1825677.jpg

 双龍の舞とも呼ばれる大人の2人舞。いわゆる「納曽利」の舞だが、ここの面は青い面が特徴的。
 そして「太平楽」。
b0312880_185114.jpg

 これも稚児の4人舞。地方の舞楽にはよく見られ、能生でも「泰平楽」がある。鉾や太刀の舞がある。
 そして4人の内、2人がすぐ登場する「久宝楽」。
b0312880_187983.jpg

 これは楯と太刀を持つ勇壮なもの。
 そして最後の舞「陵王」。
b0312880_1882999.jpg

 地方舞楽にはほとんど取り入れられている舞。面の雰囲気から「龍王」などと呼ばれ、雨乞いの神様になる場合が多い。
b0312880_1810222.jpg

 ゆったりとした舞の中にもジャンプする所作がある。ダイナミックな動きだ。
b0312880_18111243.jpg

 最後の舞だけに、観客も舞台を取り囲む。そして「まだまだ!」という声援が飛ぶ。徐々に楽舎に入ると、楽人の法螺貝が鳴り、舞楽が終わる。

 天津神社の舞楽、装束や面が1日目と2日目と異なる演目がある。2日目に古い装束を着ることが多く、2日目に訪ねるファンも多い。今回は、1日目の舞楽が中止になったためか、新しい方の装束の印象であった。新しいと言っても、地方の神社に伝承される舞楽だけに、その独特な雰囲気は保たれている。

 春を呼ぶ祭りとして糸魚川では大事にされてきた舞楽が今年も終わった。


 
[PR]

# by hamadasensho | 2014-04-11 22:37 | 新潟のまつり | Comments(0)