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semスキン用のアイコン01 糸魚川市一の宮天津神社舞楽 2014 semスキン用のアイコン02

  

2014年 04月 11日

 越後・頸城の三大舞楽とも言われる糸魚川市一の宮天津神社の舞楽を訪ねた。昨年に引き続き、2年連続だ。例年、4月10日が「けんか祭り」と呼ばれる本祭。舞楽は10日と11日の、それぞれ13:00より演じられている。
 去年は2日目の11日に来てみたが、雨に降られたため、今年こそは?と期待しての再訪。今年は、10日の天気が悪く、午前中の神輿渡御は行われたものの、1日目の午後の舞楽は中止になったのだとか。
 今日、11日はとてもいいお天気。しかも桜も咲き始め、大変気持ちのいいコンディションだ。
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 さて、まずは「鉾振」から。
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 稚児の2人舞。中央の左方、右方の舞をよく取り入れている。
 続いて、「安摩」。
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 これは、滑稽な感じの舞だ。小さい子が、身体に似合わない大きさの面を着けて舞う。お隣りの能生白山神社舞楽の「童羅利」と似ていると言われている。ぴょんと跳ねるところが確かに似た印象だ。
 続いて「鶏冠」。
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 稚児4人舞。「胡蝶」のような華やかな舞。羽根を着け、花を持ち、きらびやかに舞う。
 そして「抜頭」。
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 勇壮な感じの舞。本当は、天津神社独自の面があるのだが、今回は中央の一般的な面であった。
 その次は「破魔弓」の舞。
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 弓矢を持った稚児の4人舞。
 続いて「児納蘇利」。
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 稚児2人舞。能面風な不思議な雰囲気の面をつけたもの。後の「納蘇利」と対応する子どもの舞のようだ。
 その次は「能抜頭」。
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 「抜頭」とは異なる舞。同じものは能生白山神社にもある。違いは何なのだろう。独特な白い面をつけて舞う。
 そして「華籠」の舞。
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 稚児4人舞。仏教行事の散華を思わせる舞。富山県黒部市の明日の稚児舞にも似た雰囲気である。
 続いて、「大納蘇利」。
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 双龍の舞とも呼ばれる大人の2人舞。いわゆる「納曽利」の舞だが、ここの面は青い面が特徴的。
 そして「太平楽」。
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 これも稚児の4人舞。地方の舞楽にはよく見られ、能生でも「泰平楽」がある。鉾や太刀の舞がある。
 そして4人の内、2人がすぐ登場する「久宝楽」。
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 これは楯と太刀を持つ勇壮なもの。
 そして最後の舞「陵王」。
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 地方舞楽にはほとんど取り入れられている舞。面の雰囲気から「龍王」などと呼ばれ、雨乞いの神様になる場合が多い。
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 ゆったりとした舞の中にもジャンプする所作がある。ダイナミックな動きだ。
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 最後の舞だけに、観客も舞台を取り囲む。そして「まだまだ!」という声援が飛ぶ。徐々に楽舎に入ると、楽人の法螺貝が鳴り、舞楽が終わる。

 天津神社の舞楽、装束や面が1日目と2日目と異なる演目がある。2日目に古い装束を着ることが多く、2日目に訪ねるファンも多い。今回は、1日目の舞楽が中止になったためか、新しい方の装束の印象であった。新しいと言っても、地方の神社に伝承される舞楽だけに、その独特な雰囲気は保たれている。

 春を呼ぶ祭りとして糸魚川では大事にされてきた舞楽が今年も終わった。


 
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by hamadasensho | 2014-04-11 22:37 | 新潟のまつり | Comments(0)